姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」は、発掘調査で確認された武家屋敷跡などの遺構を活かして、市制100周年を記念して、平成4年に造営された池泉回遊式の日本庭園です。
姫路城の南西に位置し、城を借景に造られた庭園の面積は約1万坪(3.5ha)。滝や池のある「御屋敷の庭」や本格的数奇屋建築の茶室、双樹庵のある「茶の庭」など9つの庭園群で構成。江戸時代をしのばせる築地塀や屋敷門・長屋門、渡り廊下で結ばれた活水軒と潮音斎のたたずまいが特別史跡地にふさわしい歴史的景観を創り出し、時代劇や大河ドラマのロケ地としても使われています。
夢織館から徒歩4分
武家屋敷の家並みを彷彿とさせる土壁や白壁。
重厚な屋根瓦が連なる築地塀などセットでは表現できない質感と存在感を醸し出しています。
活水軒ではお屋敷の庭園を眺めながら、軽食・喫茶が味わえます。
レストランともう一つの休憩所をつなぐ渡り廊下。
中央部分の美しい曲線は「唐草割工法」という手法でつくられています。
この庭園は池や水の流れで結ばれた回遊式庭園ですが、最大の特徴は姫路城を借景としていることです。
姫路城西の丸一帯の豊かな原生林を背にする庭園は、歴史と自然が調和した優美な景観を創り上げています。